BCMカメラ切替ユニット施工手順

施工に必要な道具and材料
この切替ユニットは全てがカプラでのポン付けではありません。配線の取り回し等を考えて作業してもらわなければならない事がありますので下記道具が必要です。

・ニッパー
・ラジオペンチ
・カッターナイフ
・電工ペンチ(必須)
・針金(線を通すのに必要。なくても可)

材料
・スイッチ(いつでもナビ化、バックモニタ化に必要)
・配線(電源からスイッチまでの配線です。0.5Aも流れるものであれば充分です)
・ビニールテープ
・ワンタッチカプラ
・ギボシ端子
....等々
グリルへのカメラの取り付け
カメラのコネクタはこの形状のものが接続可能です。
前期・後期のアルファードのフロントカメラであればokです。

カメラASSYの他に取り付けネジやボルトも必要です。
取り付けはまずグリルの加工からです。グリルはネジ4本で固定されていますのでネジを取り外し、グリルを上へ引き上げます。

その際にグリル下の固定用のピンを折らないように慎重に引き上げて外して下さい。
いきなり加工後です。後期車両のVグリルはカメラを入れる部分の立てフィンをカットすればカメラの取り付けは可能です。

画像を参考にカットしてください。

なお、画像は施工された方に送ってもらったものなので詳しい事はわかりません。グリル裏と睨めっこして考えて下さい。

上はビス(品番:93568-55016)止めができるのですが、下2カ所は穴が開いているだけなので、ボルト止めになるそうです。
現物で確認して下さい。


なお、Gグリル、前期車両のグリルに関しては情報がないのでグリルを確認してから取り付け可能かどうか各自判断して下さい。
次のこの配線を用意して下さい。
カメラのコネクタに、5mのケーブルがついているBCMカメラ用配線のコネクタを接続し、グリルを戻しておいて下さい。

BCMカメラ配線の引き込み
配線の車内への引き込み場所は3カ所(3L車は2カ所)あります。

赤丸のゴムのポッチの先端をニッパーで切断して付属の配線を引き込んでください。なお穴が小さいため、配線の引き込みが大変ですので配線は加工しておりません。ですので引き込み後、ギボシ端子を取り付けて、切替ユニットに接続して下さい。

左の画像は運転席裏です。メーターパネルを外す必要があります。ここから配線を通すと運転席から見ると、メーターパネル裏、左下に出て来ます。
助手席側です。上段のグローブボックス裏になりますので、グローブボックスを外す必要があります。
助手席下です。2.4L車しかここから配線を引き込むのは無理です。助手席、足下から配線は出て来ますので、2.4L車はここが一番簡単です。

左図は既に引き込んだ後です。

なお、配線を引き込み後、必ずビニールテープで引き込み口を防水しておいて下さい。
BCMカメラ配線加工

配線に接続端子を取り付けてしまうと、引き込みの際、作業がし辛いため、この様な方法をとらせてもらいました。
面倒ですが、頑張って加工して下さい!!
BCMカメラのコネクタの配線端は引き込み作業を考えて加工してありませんので下記手順に沿って加工して下さい。
配線が引き込めたら次はギボシ端子の取り付けです。
カッターで配線を回しながらグルリ一週、配線に切り込みを入れます。

この際、絶対に芯線を傷つけないようにして下さい!!!


このようにキリコミが入ればokです
ラジオペンチで被覆をつまんで剥きます。
剥けば芯線が出てきます。
5芯のケーブルを使ってますが、使用しているのは4本だけですので青線と、左図の芯の糸は切断しておいて下さい。

芯線の被覆を剥いて、スリーブを通してから、電工ペンチで付属のギボシ端子を圧着して下さい。


4本できれば配線の加工は完了です!!

この様にゴボシの取り付けができれば完成です。線が抜けないようにしっかりと噛んで下さい。

なお、半田コテをお持ちの方は、ハンダしておいてもらうとなおベターです。
ナビへの配線の接続
まずはナビを外さないといけなので、
図の矢印方向に回し、フロアシフトレバーノブを取りはずす。
図のツメ2箇所のかん合をはずす。
図の位置に指を掛け、下側から順にツメのかん合をはずす。

各コネクターを切り離し、インストルメントクラスタフィニッシュパネルCTRを取りはずす。
パネルを取り外せれば、ナビを固定しているネジ4本を外してナビを引き出します。
さてここで左画像の配線を用意して下さい。
左図のバックカメラのコネクタを探して引き抜いて下さい。

その際、配線を持って無理矢理引き抜くのではなく、コネクタを持って、コネクタを丁寧に外して下さい。
コネクタが抜ければ、切替ユニットの左図のコネクタに差して下さい。
ナビに接続してあった、バックカメラと同じ場所に、BCM切替ユニットの同じ形状のコネクタを差して下さい。
最後に残った左画像の配線を用意して下さい。
次に左図のI21コネクタを探して、抜いて下さい。
ハーネスの左図のコネクタに差して下さい。
I21コネクタが差してあったところにハーネスのコネクタを差して下さい。

なお、既に他社製等々のコネクタが接続してある場合は、そのコネクタとI21コネクタとの間に、当ユニットのコネクタを接続して下さい。
最後にBCMカメラの配線を同じ色同士接続すればokです!!

絶対に違う色の配線には接続しないで下さい。
コネクタを差した後、何度も色を確認して下さいね。!!
切替ユニット本体とハーネスを接続するコネクタは接続しておいて下さい。
BCMカメラ配線と、切替ユニットの接続
左画像の様に、同じ色の線同士を接続して下さい。決して線の色を間違わないで下さい。間違えて接続してしますとカメラの故障の原因となりますのでご注意下さい!!!
BCMカメラ用切替ライン・いつでもバックモニタ化ラインの接続

BCM切替ユニット本体からは1m弱の3本の線が出ております。

それぞれ、

黒→GND(
車両アース)

紫→スイッチ→+12V(+)

緑→スイッチ→+12V(+)

紫・緑線は+12Vを流す事により、それぞれ機能します。

ACCやIG電源から電源を取って、スイッチを取り付けて、スイッチONで紫線、緑線に+12Vが流れるように配線して下さい。
いつでもナビ化スイッチの接続
いつでもナビ化するにはハーネスから出ている黒線をまず、車両アース(マイナス)へ接続して下さい。

続いて赤線をスイッチONで+12Vが流れるようにACCやIG電源から電源を取って、スイッチを取り付けて、スイッチONで赤線に+12Vが流れるように配線して下さい。




以上で配線は終わりです。

配線が終われば機能テストです。

紫線に+12Vを流して画像の様にフロントカメラの画像が出ればokです。

出ない場合は配線を確認して下さい。

また、フロントカメラはバックカメラの画面を擬似的に切り替えて表示させますので、ナビにはバックカメラのガイド線が表示されます。

画像を見ながらカメラの位置を調整して、画像下にバンパーが映るくらいが丁度良いです。



機能テストで問題なければ全て元に戻せば施工完了です!!!お疲れさまでした!!!

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