アルファード パワースライド・ドア”開閉スイッチ”,ワイヤレスリモコン・ワンプッシュ化、作業手順

当ユニットは、運転席に設置にしてありますパワースライドドアの開閉スイッチの長押しを回避し、ワンプッシュでドアを開閉するのが目的です。

また、オプションスイッチをワイヤレススイッチのラインへ接続すればワイヤスレスイッチもワンプッシュ化可能ですが、鞄等々の中で誤って押された場合でも開閉してしまいますので接続に関しては自己責任でお願い致します。当作業を行われて生じた事故等に関して当方は一切責任は負いかねますので、予めご了承下さい。


また当ユニットはアルファード専用のユニットです。専用設計ですので他の車両への取り付けや他用途への流用はご遠慮下さい。誤動作、車両火災等の原因ともなりますので絶対におやめ下さい。

ユニットの配線は運転席右下のパワースライドドアのスイッチへ行います。

まず最初にスイッチホールベースを取り外します。内張剥がし等を使用して手前に引いてもらえば簡単に外れます。
ビルトインのETCを取り付けておられる方はボルトでパネルが固定されております。
インストルメントパネルボックス(グローブボックスを)先に取り外し、そこから手を入れてボルトを1本取り外してからツメの勘合を外して下さい。
次に常時電源を取るためにカウルサイドトリムボードRHを外します。矢印のネジを外して、トリムボードを手前に引けば取れます。
次に配線ですが、画像の灰色と青色のコネクタに配線します。灰色が運敵側のパワースライドドアのスイッチのコネクタ。青色が助手席側になります。
運転席側・助手席側パワースライドドアコントロールスイッチ信号及びGND(車両アース)への接続をここで行います。

配線は3本です。
ユニット線色 配線先コネクタ
助手席側コネクタ(青) 4Pコネクタ 3番 紫
運転席側コネクタ(灰) 5Pコネクタ 3番 赤
GND 5Pコネクタ 4番 白/黒
なおGNDはこのコネクタピンでなくとも車両アースへ接続してもらえば構いません。
接続後です。当方は撮影時、手持ちがなかったのでGNDは青を使用しておりますが、カプラーは赤を使って下さい。
次に常時電源への配線です。赤丸で囲った乳白色のコネクタへ配線します。
配線は7番ピン、17番ピンどちらでも構いません。7番ピンはRHのパワーウインドの電源です。17番ピンはECU-Bです。


ユニット線色 配線先コネクタ
電源 17Pコネクタ 7番 赤/白
       17番 灰/赤
なお線色は車両下側のコネクタに来ている線の方が配線し易いで、そちらの線色を明記しております。

なお、配線前に必ず常時電源である事をテスターを使って確認してから配線して下さい。

配線後です。
配線完了しましたらボタンを押してワンプッシュで開閉するかどうか確認して下さい。無事動作しましたら、元に戻して下さい。

なおユニットは空調のダクトの風が当たらない所に設置して下さい。また、ユニットには常時8mA程度の待機電流が流れておりますので長期間車に乗られない場合は、ユニットの電源を外しておくことをお勧めします。



ワイヤレスリモコン・ワンプッシュ化 施工手順

※不用意に意図せずスイッチを押してしまった場合、ドアが開閉してしまいますのでご注意下さい。

この施工には余っている2本のオプション線を使用します。オプション線はそれぞれ1mしかユニットには付属しておりません。この施工を行うにはそれぞれ、スライドドア下部のスカッフプレート内側にあるコネクタに対して配線する必要がありますので、各自で配線を用意して延長してください。
矢印の方向にスカッッフプレートを外す。

床とスカフプレートの間に指を入れて上に引き抜けば簡単に外れます。
運転席側施工

配線先コネクタ(ピン数・色) ユニット線色 配線先
MO3コネクタ(6P・濃灰色) 4番 緑/赤


※画像はMC前の車両です。
左画像の様にワンタッチカプラで接続

j助手席側施工

配線先コネクタ(ピン数・色) ユニット線色 配線先
NP1コネクタ(6P・濃灰色) 4番 緑/赤

左画像の様にワンタッチカプラで接続
以上で配線は終わりです。ワイヤレスリモコンのスイッチを押して確認してみて下さい。

単押しで該当側のスライドドアのブザーが吹聴してドアが開閉します。
1秒以上の長押しで、該当側と反対側のドアも開閉します。

長押しの場合、両方のスライドドアにおいて閉じているドアは開きますが、開いているドアは閉まりますのでご注意下さい。

またこの接続は推奨するものではありません。あくまでもオプションラインの使用方法の一例として紹介しているだけですので、施工は自己責任でお願いいたします。


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