30系アルファード・ヴェルファイアに負けないぞ!!
10系アルファード用予約ロックユニット


・当ユニットの基本機能・動作

・リモコンキーでロックした際に、いずれかのドアが開いていた場合、エラー音が出てドアロックできません。30系アルファード・ヴェルファイアでは予約ロックしておけば、全ドアが閉まった時点で自動的にロックされます。

その機能を10系アルファードにも追加できるユニットです。


操作の仕方

  1. いずれかのドアが開いている状態でリモコンのロックボタンを押す(ピーとエラー音が鳴る)と予約ロック完了
  2. 全てのドアが閉まるとユニットが自動的にドアロックを行います


※予約ロックをキャンセルする場合は、いずれかのドアが開いている状態でアンロックボタンを押して下さい。

※予約ロックがセットされた後に全てのドアが閉じられた場合、ユニットがドアロックしてしまいますので、車内にキーを忘れるとインロック状態になってしまいますのでご注意下さい。
またユニットにはアンロック機能はついておらず、ユニットでアンロックする事はできませんのでご注意下さい。

ロールアップ(自動全窓ガラス閉動作)機能追加

1.全ドアを閉めた状態でリモコンキーのアンロックボタンを5回、30秒以内に押して下さい。ロールアップ機能のON/OFFの変更ができます。
  ロールアップ機能がONになると、予約ロックをセットした後にユニットでドアロックを行った後、開いている窓を全閉します。
  ロールアップ動作中にリモコンキーのアンロックないしロックボタンを押した場合はロールアップを停止します

※ロールアップ機能をONにした場合、窓が開いていると窓ガラスを閉めてしまいますので、車内に子どもや動物たちが乗っていたりする場合、挟み込んでしまい危険ですので、くれぐれもロールアップ機能をONにした時はロックする際はご注意下さい


10系アルファードの施工手順

ワイヤレスドアロックブザーと、ドア信号線への配線
まずはメーターパネルを外します。メーターパネルカバーの2本のネジを外します
次にメーターパネルを固定している3本のネジを外して、メーターパネルを外して、コネクタへ配線し易い様にコネクタを抜きます

※コネクタを抜くとトリップメーターが0kmに戻りますのでご注意下さい
   まずはワイヤレスドアロックブザーの配線へ配線を行います。
IA4と言う乳白色、17ピンのコネクターをまず探します。
   IA4コネクタは上下2段のコネクタブロックがあり、下段の1番右端(車両外側になります)
上段の右端が左画像の青色のコネクタ(AO1)。その左隣の乳白色コネクタの下側に位置します。

探し方はメーターパネルの奥に手を差し込み、Aピラーの方へ腕を伸ばすとコネクターが手探りで探せます。

   場所を確認する場合は左画像の フロントピラーガーニッシュLWRを外せば辛うじて青色のAO1コネクタの位置が確認できます。

   左画像のコネクタがIA4コネクタになります。
  ワイヤレスドアロックブザーへの配線。
IA4コネクタ(乳白色 17ピン)  
ユニット配線色 コネクタ
ピン番号と配線色
配線図上
の線表記 
 線内容
7番ピン 赤線 BUZ  ワイヤレスドアロックブザー線
ドア開信号線への配線。
10系アルファードはコンビネーションメーターから全てのドアの開閉が検出できる配線がありますので、その配線へ配線します。
I26 (I91('05.4〜後期車両))コネクタ(乳白色 40ピン)  
ユニット配線色 コネクタ
ピン番号と配線色
配線図上
の線表記 
 線内容
34番ピン 茶線 DOOR  ドア開信号線


ドアロック信号線への配線
  ドアロック信号線への配線は、運転席のパワーウインドマスタースイッチの配線に対して行います。
左配線図のKLと明記してある水色/白線になります


 まずはドア内へ配線を引き込みます。 
 


まずはパワーウインドマスタースイッチを外す。

スイッチのカバーは後部側はフックで引っ掛けてあるので、前方からマイナスドライバー等を差し込んで引き上げて、前から外す。


※後ろから外すとフックを折ってしまうので注意して下さい

   次にドアノブのカバーをマイナスドライバーを差し込んで浮き上がらせて外し、隠れているネジを外す。

その他に取っ手の部分にもカバーに隠れたネジがあるので、この合計2ヶ所ネジを外す
   そして左図を見ながらドアの内張を下から順に引っ張ってクリップを剥がし、最後に上に持ち上げて完全に外す

(窓ガラスの溝に上からドアの内張が差し込んであるので、強引に引っ張りすぎると破損する恐れがありますのでご注意下さい)
   そして車体からドアへ配線を通しているグロメット内へユニットの黄線を通します。
車両側からドア側へ配線を通す方が通しやすいのですが、通し辛い場合はユニットの配線をカットして頂いてドア側から通した後に、配線を接続して頂いても構いません。
その際は必ず、線をより合わせてテープを巻くよりもハンダ付けをして確実に配線を行って下さい 
ドアロック信号線
K3コネクタ(乳白色 20ピン)  
ユニット配線色 コネクタ
ピン番号と配線色
配線図上
の線表記 
 線内容
4番ピン水色/白線 KL  ロック信号線

左画像矢印の配線がロック配線になります


   配線後です。

水色/白線は2本あるので注意して下さい

もう1本はMPX1の通信用の信号線ですのでご注意下さい

確認方法は、アース線の白/黒線の2つ横になります
電源とアースへの接続 
電源とアースは運転席の足下のキックパネルを外した場所にあるKI2コネクタと、アースポイントへ配線の接続を行います
   運転席のキックパネルを外す
   アース線の接続



ユニットの黒線を、KI2コネクタ隣のアースポイントに接続して下さい

電源への配線
KI2コネクタ(乳白色 17ピン)  
ユニット配線色 コネクタ
ピン番号と配線色
配線図上
の線表記 
 線内容
7番ピン 赤/白線 B+  常時電源

※ユニットの赤線は必ず最後に配線を行って下さい。

ここで指示している配線先は、運転席のパワーウインドの電源線となっております
オートアラーム装備車両への注意点と配線の番外編

オートアラーム装備者は、ロック信号線をパワーウインドマスタースイッチのロック信号線へ繋ぐと、当ユニットで予約ロックを行った場合、オートアラームが作動しません
ですので、予約ロックを行った際にオートアラームを作動させたい場合は下記コネクタへ配線して下さい。


   
オートアラームのロック信号線へ接続する場合は、運転席キックパネル内の左画像の黒色6ピンのコネクタを探して下さい
(エンジンスターターが装備されている場合は、オスコネクターが接続されていますが、オートアラームだけの場合は何も接続されておりません)

このコネクターの青/緑線がロック信号線です。

このロック信号線へ接続する場合はドア内への配線の引き込みは発生しませんので、配線はとても楽です。ただ、ロールアップ機能は使えませんのでご注意ください
   ロールアップ機能も有効にする場合は、キックパネルにある左画像の6ピンコネクタを探します。(先に説明をしたオートアラームのロック信号線を取るコネクタの配線を辿っていけばこのコネクタも探せます)

   このコネクタの紫線がロック信号線になります。ここに下記アイテムを使って下記手順で配線を分岐して配線をして下さい


1.エーモン工業の【1555】整流ダイオード (1A/2個入)を購入する
2.ユニットの黄色線にこの整流ダイオードの灰線を2本接続する。
3.整流ダイオードの白線をそれぞれ、黒色6ピンコネクタのロック信号線(青/緑線)と、透明6ピンコネクタのロック信号線(紫線)へそれぞれ配線する


この配線をして頂ければ、ユニットでロックした際にオートアラームが動作し、同時にロールアップ機能をONにしていれば窓ガラスを閉める事が可能です



ユニットの動作確認後、各種外したパネル類を元に戻して下さい

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