このユニットはアルファードでDOPナビを装着されている車両を前提に設計しております。社外ナビへ接続される場合は、各自配線を調べて下さい。

当ユニットの基本機能は

・BCMスイッチを押す事によりON→OFF→ONと切替え+12Vを出力(MC前はON/OFFのシーソースイッチとなっておりますが、ONないしOFFどちらを押してもON→OFFを繰り返し、MC後のスイッチと同じ仕様にしてあります)
 オプションで、電源を切ってもON/OFF状態の保持機能を付加する事もできます。その場合、電源投入後、電源断前の状態に戻します(MOPナビ装着車と同じ動作です)

・ハンズフリースイッチ(オンフック、オフフック)を押す事によりON/OFFし+12Vを出力
・MODEスイッチを押す事によりラインをGNDへ接続(マイナスコントロールです)
・VOICEスイッチを押す事によりラインをGNDへ接続(マイナスコントロールです)
 MODE,VOICEスイッチはDOP装着車はMODEスイッチは装着前と動作は同じです。ステアリングコラムに貼り付けてあるVOICEスイッチはそのまま機能し、更にステアリングパットスイッチのVOICEスイッチも同じ様に機能します。

使用方法例(+12V出力用スイッチ BCM,ハンズフリー)
・BCMカメラを増設し、BCMスイッチにてリレーを制御し、カメラの切り替えに使用。更に疑似バック信号をナビのバック信号線に入れる
・車速線にリレーを挿入して、いつでもナビ操作可能に
・疑似バック信号線をナビのバック信号線に入れていつでもバックカメラ化
・LED照明等の点灯スイッチとして(リレーを用意して頂きリレーをON/OFFして下さい)

使用方法例(マイナスコントロール MODE,VOICE)
・間接照明のスイッチのマイナス側に接続してコントロール
・ハザードスイッチのマイナス側に接続して、押している間だけハザード点滅

等々

アルファード・ステアリングパットスイッチ制御ユニット施工手順

このユニットは画像の様に後から右側のステアリングパットスイッチを既に取り付けておられる方、またはこれから取り付けようと思われる方y用の制御ユニットです。パットスイッチは当ユニットには付属致しませんのでご注意下さい。(パットスイッチの交換方法は割愛させてもらいます)

またMOPナビ装着者及びアルハイは右側のスイッチは標準装備となっておりますので当ユニットは使用できませんのでご注意下さい。


ステアリングパットスイッチRH(4,250円)
品番 始期-終期 グレード
84244-58031-B0 0308-0504 AS,MS
84244-58031-E0 0308-0504 AX,MX
84244-58070-B0 0504- AS,MS
84244-58070-E0 0504- AX,MX
ステアリングパットスイッチケーブル(1,620円)
84204-58010
価格は税別です。パットスイッチの価格は標記価格ではない場合もありますので、発注前に品番、価格は確認されて発注してください。
ステアリングパットスイッチケーブルです。ケーブルはステアリングパトスイッチに付属しませんのでステアリングパットスイッチと一緒に購入して下さい。
ハンドルパットスイッチの交換手順
ハンドル横のカバーをまず外します。左右ありますので左右とも外します。
T−30のトルクスねじを外します。脱落防止構造になってます。
ネジを2カ所(赤矢印)、左右外したら次はエアバックユニットを外します。手前に引けば外れます。もし外れにくい場合は、ネジが抜けていない場合がありますので、無理に引き抜かずにネジの状態を確認しながら外してください。

次にハンドルパットを固定しているネジとコネクタを抜いてハンドルパットスイッチを左右とも外します。ホーンのコネクタ(青矢印)も外しておいて下さい。
ハンドルパットスイッチの裏にコネクタがあるのでそこにステアリングパットスイッチケーブルを差し込みます。
差し込んだ状態です。左右どちらも同じですので、どちらを差し込んでも大丈夫です。
付属のプラスティックはこの様にフックに差し込んでおきます。
ケーブルのプラスティックの勘合はここに差し込んでください。

あとは、外したのと逆に元に戻してください。
次はパットスイッチ制御ユニットの取り付けです
まず取り付けるにあたり、ステアリングコラムカバー及びセンターパネルを外します。

ステアリングコラムカバーは2本のネジで固定されていますので、ハンドルを回してネジが露出した状態で2本、外して下さい。
ネジが外せましたら、下側のコラムカバーを外して下さい。
特にキー側(右側)の勘合が固いので割らないように気をつけて外して下さい。


(センターパネルについては省略します)
ここではDOPのNHDT-W55でコネクタの位置を説明します。DOPナビによってはコネクタ位置が違いますので、コネクタ形状と配線で判断して下さい。
VOICEスイッチへの配線

乳白色8ピンコネクタ
ユニット配線色 コネクタ
ピン番号と配線色
オレンジ線 8番ピン 灰線

VOICEスイッチの+5V程度の電圧のかかっている線へ接続して下さい。ボディーアースへ接続する事によりナビが音声認識モードになる線を探して下さい。
配線後です
次にステアルングパットスイッチのラインへの接続です。
ここではステアリングパットスイッチ及び、ナビのMODEスイッチのラインへ接続します。

ステアリングコラム下側の黒い12ピンのコネクタです。
BCMスイッチへの接続
I89(MC前はI57)コネクタ
ユニット配線色 コネクタ
ピン番号と配線色
9番 黄/赤線
赤/黄線の切断とMODEスイッチ、ステアリングパットスイッチへの接続

ここでは1本の線(赤/黄線)を切断してもらって、ユニットからの2本の線を接続します。
この施工ではステアリングコラム下のI89コネクタで紹介しております。

MODEスイッチ、ラインへの接続
I89(MC前はI57)コネクタ
ユニット配線色 コネクタ
ピン番号と配線色
11番 赤/黄線(コネクタ側)
11番 赤/黄線(ナビ側への配線)
左画像の様に、I89コネクタ側に黄線(ステアリングパットスイッチへ繋がっている方)を、ナビ側へ行っている側に灰線を接続して下さい
左画像のナビに接続されているI20コネクタでも同じです。
配線を切断して、コネクタ側に灰線、パットスイッチへ行っている側に黄線を接続
ACC,GNDの配線

I18コネクタ
ユニット配線色 コネクタ
ピン番号と配線色
3番 灰線
7番 茶線
電源、GNDはシガープラグからとってもらっても構いません。左図の配線です。
I21コネクタです。

ナビにこのコネクタが接続してあるナビに限り、下記施工が可能です。

施工前に必ず確認して下さい。
いつでもバックモニタ化の配線です。

DOPナビで、I21コネクタがナビに接続されている場合に有効な方法です。

当ユニットを使用される場合は用意してもらうのは整流用ダイオード1本です。
存続のバック信号線に整流用ダイオードを挿入して、ユニットからの紫、ないし緑線を接続して下さい。

いつでもナビ化の配線です。

DOPナビで、I21コネクタがナビに接続されている場合に有効な方法です。

車速をカットする事により走行中でもナビの操作が可能になります。

当ユニットを使用される場合は用意してもらうのはリレー(1Bないし1Cリレー)と、逆起電力防止用のダイオード1本です。

左図の様に接続してもらってユニットからの紫、ないし緑線を+12Vと書かれた側に接続して下さい。
おまけです。

一般的にDOPナビはパーキング線のアース、テスト線のアースで走行中のTV視聴は可能になります。

まれにパナソニック製のナビで画面に文字等が表示される場合がありますのでご注意下さい。



当ユニットは汎用ユニットです。わかる範囲でアドバイスはさせてもらいますが使用方法は各自でお考え下さい。

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